『ボヴァリー夫人』を読む。堪能した。新潮文庫で637ページもあって長いなあと思っていたが,終わってしまうとさみしい。観念の世界でしか生きられないと現実の世界では死ぬしかない。
ところで後書きによると,フローベールも法学部に入学するが「法学に殺されてしまう」と言って落第したんですね。やはり,物事を一般抽象化してとらえ,要件とは関係ない事実を切り捨てるから,でしょうか。
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