法学ことに法解釈学を学ぶ場合,まずはその法で事例問題を解決できるようになる必要がある。脳の中にプログラムを構築する。そのような技術を身につけるという言い方もできる。
そのためには,条文,判例,教科書等を絞って何度も繰り返す必要がある。なんらかの技術に習熟するためには,繰り返しが必須である。スポーツと変わらない。何度も何度も繰り返さなければならない。
さらに,よりアカデミックな方向に進むのであれば,手を広げて様々な文献にあたることになる。しかし,それも技術が身についてからである。身につく前に手を出してもかまわないが,趣味の範囲にとどめるほうがよい。趣味としてであれば,言い換えれば本来の目的を見失っていないのであれば,いくら深みにはまってもかまわない。